海を超えた石、ウルトラマリンブルー??【97話】
今回は前回に引き続いて
非常に人気の高いパワーストーンである
ラピスラズリについて
今回は、
ラピスラズリの歴史について
少し書いてみますね。
ラピスラズリは数ある石の中でも
相当古い歴史を持った石で、
装飾品としてもかなり昔から
愛されてきました。
元々サファイアは
ラピスラズリの事を
指していたのでは
という記述も残っています。
ラテン語ではLapisという言葉は
石そのものを指しているそうです。
どのくらい古くから存在するのか‥
想像すると楽しいですよね(^^)
今現在も
アフガニスタンで多く産出する石ですが、
アフガニスタンからシルクロードを通り
ヨーロッパへ入り
最後には
海を越えて伝えられた事から
海を超えてきた青い宝石
という意味を込めて
【ウルトラマリンブルー】
という素敵な名前でも
呼ばれる事がある石です。
個人的に呼んでいる人と
会ったことはないですが(笑)
岩絵の具としても世界中で使われ、
ラピスラズリを使ったであろう壁画等も
多く残っているそうです。
日本でいう群青色は
元々ラピスラズリの色
を指していたものです。
とは言え、
ラピスラズリは
結構色の濃さの違いが激しい石
でもあるので、
岩絵の具で使われた物は
かなり品質の良い、
目の覚めるような
青いラピスラズリが
使われていたのでしょうね。
ラピスラズリには
真っ青なタイプのものと
パイライトが混入して、
星空のように見えるタイプ
がありますが、
色が明るすぎず暗すぎず、
それでも
はっきりした
鮮やかさを持った青さをもった石が、
これぞラピスラズリ!
という感じで個人的に好みですね♪