包み込み、守る、芯の強さを持つ慈愛の石◯◯◯◯◯【158話】
クンツァイトは、非常にレベルの高い
愛の石として知られる石の一つ。
しかしその愛は、
男女間の恋愛という感じではありません。
クンツァイトの示す愛は、
まるで聖母マリアのような、
芯の強さを持った慈しむ愛であり、
包み込み、守るような愛のエネルギーです。
一部で「聖母マリアのガラス」とも、
呼称されることがあるほど、
クンツァイトは慈愛のエネルギーが
強い石だと言えます。
ローズクォーツも愛のエネルギーを持ちますが、
この石はどちらかというと「自分に対する愛」。
つまり自分自身を愛し、自信が持てるように
背中を押してくれる石と言えます。
それに対して、クンツァイトの愛は、
自分に対してではなく、完全に
「他者に向けた愛情」だと言えます。
人の痛みや悲しみに対して、共感性を高め、
他者の人格を受け入れ、肯定する。
自分の幸せよりも、
まずは相手の幸せを考えて
自分のエネルギーを使えるように促す。
そんなエネルギーを持つ石だと言えます。
このように書くと、クンツァイトは若干
自己犠牲的な側面が強いように感じるかもしれません。
しかし、この現代社会においては、
非常に必要な石の一つではないでしょうか。
例えば、人間関係におけるストレスで
イライラしてしまいがちな方や、
介護や育児など、肉体面を含め
精神的な疲れで余裕がもてない方にとっても、
精神面を落ち着かせる為に
とてもオススメの石と言えます。
またクンツァイトは、タイプにもよるのですが、
見る角度によって、印象が異なる石です。
エネルギー的な面においても、
自分自身の意識の変革が必要な時に
助けとなってくれる石であり、
物事を見る角度や、視点を変えるための
気づきや、きっかけを与えてくれる
石でもあります。
見た目の通り、とても優しいエネルギーを
持つクンツァイトですが、
その裏には本当の強さを秘めた
凛とした美しさを持つ石と言えます。
手元に残っていないので
何とも言えませんが、
前回のメルマガでも書いた、
僕が石と関わり始めてから
かなり初期に入荷したクンツァイト。
ブルーっぽい色やパープルっぽい
色などの物も含まれた
キャンディーカラーのクンツァイトは、
もしかすると、今回ご紹介したようなイメージの
エネルギーとは少し異なる、心を楽しくさせるような
エネルギー傾向があったのかもしれません。
実際、見ていると本当に心がウキウキするような
明るい魅力がたっぷりの逸品でした。
本来のクンツァイトは、
そういうタイプの石ではないのですが‥
天然石は、同じ種類の石であっても
産地や物によって、全く違う個性を
持つ事があります。
石の奥深さは、追求しようとしても
キリが無いですね(^_^;
さて次回は、クンツァイトを使った
オススメの組み合わせをご紹介します♪