◯◯水晶が持っている本当の魅力とは?【167話】
前回は、人工水晶や溶連水晶と
天然の水晶の違いについて
少し触れました。
その中で
人工水晶は「促成栽培の野菜の様なイメージ」と
書きましたが、僕は人工水晶については
あまり否定的なイメージを持っていません。
もちろん、産出地によっては、
物凄くレベルの高いエネルギーを秘めた
天然水晶が存在しますし、
それを除いても、基本的には天然水晶の方が
ベースのエネルギーが良いと思います。
しかし、希少産地の天然水晶で、
その上クォリティーが高いものについては、
どんどん産出量が少なくなっているのと、
育った場所の気のエネルギーを強く受けているため
場合によっては少し扱いづらい事もあるようです。
人工水晶が天然水晶と比べて良い面とは、正にその逆。
全くと言って良いくらいに、癖が無いという事です。
天然水晶は、既に何らかのエネルギー的な傾向を持つため、
イメージで言えば、
何かしらのプログラムが入っているようなパソコン、
それに対して、人工水晶というのは、
ほぼ何のプログラムも入ってない
初期化された新品のパソコンの様なものです。
なので、自分の思いを込めて、
同調させやすいのは天然水晶よりも、
むしろ人工水晶と言えるかもしれません。
以前、人工水晶で素晴らしいクォリティーの
研磨前の原石を見せていただいたことがあります。
人工水晶においても、天然水晶と同じく
クォリティーという物が存在し、
純度が高く、顕微鏡レベルで見ても、
不純物が一切ない素晴らしいクォリティーの
人工水晶は、作るのが非常に難しく、
価格も相当高額になるそうです。
また、本来なら人工では作れないと
言われている石であっても、
研究所等で、素材の開発と絡めて
実験的に造られている物もあるようです。
実はベルベットマラカイトと呼ばれる
素晴らしい光沢のマラカイトがあるのですが、
人工のものを見せていただいた時は、
正直びっくりしました。
僕でも天然の良質な原石との見分けが
全くつかなかったです。
それは、あくまでも素材開発の為に
実験的に造られているもので、
量産はしていないとは聞きましたが…。
もし普通に売られていたら、
人工のものとは絶対に分かりません(汗)
どちらにしても、人工の石と聞いてしまうと
確かにあまり良い気がしないのは分かります。
しかしながら、人工の石なのか、偽物なのか、
それとも加工なのかが曖昧になっている事も多く、
その部分での誤解が生じてる部分もあると思います。
少なくとも経験上、水晶については
しっかりと分かった上であれば
人工水晶はさほど悪くは無いと
僕は思っています(^^)
とても素直に、他の石と馴染んでくれますしね。
さて次回は、注意が必要な偽物の
一部についてご紹介したいと思います。