世界四大宝石にも数えられる宝石【エメラルド】
エメラルドはダイヤモンドやルビーなどと並び、 世界四大宝石の一つとして知られる非常に有名な石で、
紀元前4000年頃のバビロニアで使われていたというのが 記録に残る限りでは最も古いものとされます。
鉱物的にはアクアマリンと同じベリルグループに属し、 クロムを発色原因とし、この様にエメラルドグリーンとも呼ばれるような鮮やかなグリーンになります。
エメラルドは、ベリルグループの中でも極めて産出量が少なく、 良質の物は小さな結晶にしか成長しません。
内部に多くの傷を持つのが特徴で、 液体、固体、気体の三つの相があります。
エメラルド鉱山の多くはかつては海底にあったため、 インクルージョンとして岩塩の結晶や塩水を含むものも多く、
更に気泡が入っている物を三相インクルージョンと呼び、 神秘的な美しさから非常に高い人気を持っています。
硬度はある石なのですが、非常に割れやすく、 取り扱いには十分な注意が必要です。