インカの薔薇として知られる ロードクロサイト
薔薇色の人生を象徴する石、として有名な石です。
正式名称はロードクロサイトという名前なのですが、
日本ではインカローズの呼び名の方が有名でしょう。
インカのバラというこの愛称の由来は ロードクロサイトが多く産出される、
かつてインカ帝国が栄えたとされる、アンデス山脈から産出され、
この石の断面がまるでバラの花を思わせる美しさであったことから
インカローズという名前で呼ばれるようになりました。
ロードクロサイトの鉱物学上の名前は「菱マンガン鉱」といい、
主要なマンガン鉱石の一つで、純粋なものは綺麗なピンクですが、
鉄分を含むと赤みが強くなります。
現在はアルゼンチンが主産地ですが、 ペルーや日本の北海道等でも産出されます。
既に閉山してしまいましたが、アメリカのコロラド、
スィートホーム鉱山では宝石級の美しさを持つ
ロードクロサイトが産出されることで有名でした。