9月の誕生石としても愛される
青い宝石 サファイア
9月の誕生石としても有名なサファイア
古い時代において、サファイアは特定の石の名前ではなく青い石
のことを指す言葉であり、旧約聖書の時代にはラピスラズリのことを
サファイアと呼んでいたという記録が残っています。
その為、一般的にサファイアは青色の石と思われていますが、
実際には非常に多くの色を持つ石であり、
コランダムグループに属する物の中で、真っ赤な物をルビー、
それ以外を基本的にはサファイアと呼びます。
例えば、市場にパワーストーンのルビーなどはパープルっぽいものは
パープルサファイア、ピンクのものはピンクサファイアと呼称することが
鉱物的には正しいとされるのですが、パワーストーンのエネルギー的な視点
からするとその辺は少々微妙な部分もあり、曖昧性が強く残ります。
しかしやはりサファイアとして世界中で最も愛されているのは
深く美しいブルーの石であり、 最高のものは産出地や微妙な色合い
などによって 「 ロイヤルブルー」「 コーンフラワーブルー」等の
呼び名が付けられています。
天然で良質なものについては宝飾品として古くから愛されてきましたが、
天然の質の劣るものや、人工のサファイアはコランダムの硬度等から
工業用に広く利用されています。