良質な物はルビーやサファイアと酷似する スピネル

スピネル

スピネルは化学組成の異なる21種の鉱物郡から成るグループ名であり、
宝石として知られるもののほとんどが
マグネシアスピネルに分類されます。

 

多彩な色彩を持つ石で、
良質のルビーやサファイアに酷似するレッドやブルーの美しいもの、
ピンク、パープルなどのカラーバリエーションが見られますが、
明るいグリーンのものは知られていません。

 

 

実際長い間ルビーやサファイア等の
コランダムグループとの区別がつけられず
ルビーやサファイアとして流通していました。

 

間違いの有名な例としては、
イギリス王室の戴冠式用の王冠に飾られている
「黒太子のルビー」は実はレッドスピネルであり、
実際肉眼で、両者の見分けをする事は非常に困難です。

 

一般的に流通している物も、ルース、ビーズどちらも
一度混ざってしまうとルビー等との見分けは
素人目にはほぼ見分けられないと思われます。

 

 

スピネルと言う名前は刺のあるという意味の
< Spina> に由来します。


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